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キッチンは家事動線の要です。

2019.06.18

こんにちは。

ラジコンの竹中です。

先日、2月から実施設計をしていた現場が上棟したのでその現場確認に行ってきました。

上棟とは、屋根の一番上の梁が掛けられて、建物の骨組みが出来上がることで、棟上げとも呼ばれます。地域によっては上棟した後に上棟式をし、大工さんやこれからお世話になる職方の労をねぎらったりしますが、住宅の場合はケースバイケースで執り行わないことも多いです。上棟すると部屋の広さや高さ、いわゆる空間の雰囲気が掴みやすくなるのでお客様をお連れし、その感覚を掴んで頂くようにしております。

窓から見える景色や風景もここまできたら確認出来ます。

設計段階から想像していた風景がどう見えるのか!?

我々の腕の見せ所ですね!

さて、前置きはこのくらいにして、今日はおくさまの生活動線の要となるキッチンについてのお話です。

キッチンは、奥様が1日のうちほとんどの時間を過ごすといっても過言ではない場所です。そのため、キッチンの細かい打ち合わせは奥様に独占権があるという方がほとんど。

ストレスのない空間に仕上げてあげたいので、多少面倒かもしれませんが

念入りな打ち合わせをさせていただいております。

ところでところでキッチンには色々な種類があるのですがご存知でしょうか?

弊社の「Service」→ 「Kitchen」にも載せておりますので併せてご覧ください。

オープンなキッチンは、キッチンのどの辺も壁に接することなく単体で独立して設置されるので、モダンな印象でオシャレに見せることができます。

でも、日々の生活の事を考えるとオープン過ぎるのに抵抗のある方も多いかと思います。

突然の来客でキッチンが丸見えになっていたり、片付けが苦手な方等は、

逆にキッチンを見せにくくしたいという方もおられます。

そういった方にお勧めするのが、セミクローズ型のキッチンです!

これは新しいキッチンのスタイルではなく、昔から定番だったスタイルが今も根強く人気である型です。キッチンをリビングに対して壁を設け、OPENになる部分とCLOSEの部分を設けるということです!

それにより来客や片付けが苦手な方が居られても、咄嗟に壁の裏に隠せるし、壁の部分に雑多な小物を収納出来るので便利です。

ここまでは良くあるお話で、記事を読んで頂いている方もなんとなくお分かりになる部分もあるかと思います。

でも、本題はここからです!!

キッチンをクローズ部分とオープン部分に分けるということは、オープンな部分はオープンな部分に繋げ、クローズな部分はクローズな部分に繋げるという考え方です。

これは、例えばキッチンを1つの家事動線と考えた場合、キッチンの作業スペース(クローズ部分)を収納庫や、ランドリールーム、寝室などといったクローズな部分と繋げることで、家事が楽になる事もあるのです。

こちらの方は、キッチンからそのままランドリールーム、寝室へ行くことが出来、そのまま浴室へ行くことも出来ます。

家事動線がまとまることで使い勝手が良くなります。

図面から、洗濯、買い物、料理といった家事の動きが見えてくることが大切です。

このように、キッチンをオープンキッチン、クローズドキッチンといった考えだけで作るのでなく、家事動線の中心として考え、何を繋げていくのかといったことを基本に考える事で、とても有意義な空間として利用できることが出来ます。

キッチンをお考えの方は、是非ご参考ください。