13年ぶりの日本来日!

こんにちは!

ラジコンの竹中です。いつもご訪問頂きましてありがとうございます。

まだまだ昼夜の寒暖差が激しいですね。。

昨日も風邪引いてしまいました。。

この時期は葛根湯が手放せませんね。


さて、先日私が学生時代から敬愛して止まないアメリカの建築家、スティーブンホール の講演会がありましたので明治大学まで行ってきました。

前回の来日講演は私がまだ大学院生だった2006年の頃だったので、かれこれ13年ぶりの来日。そりゃテンション上がりますよね。大学院の頃、スティーブンホール 事務所に行きたくてポートフォリオ(学生時代の自分の作品をまとめたもの)をアメリカのブルックリン事務所に送りました。

 紙から表紙に至るまで1ヶ月かけて全て自作しましたが全く連絡が来ず。。メールしても来ず。。いても経ってもいられなくて直接事務所まで訪問しに行ったのは今となっては良い思い出です。(結局作品集は届いていましたが募集はかけていないと言うことで断られました。折角行ったのに、、って感じでしたが)もちろんダメだったときの事も考えて、そのままニューヨークからシカゴ経由でシアトルへ、縦断単独旅をしたのも良い思い出です。その時にスティーブンホールやレムコールハース、昨今話題となったザハ・ハディドなどの作品を見て回り、その時に最も感銘を受けた建築がこちら。スティーブンホール 設計のシアトルの大学構内にあるイグナチウス教会です。




壁の裏に色が塗られていて、それが壁に反射することで色がついた間接光が柔らかく空間を彩ります。写真では分かりにくいのですが、反射光が時間が経つことで微妙に変化するので、訪問する時期、時間によって空間の色彩のイメージが異なります。

 これによりホールは時間を空間内に色調を用いることで表現しております。

正直行って、めちゃくちゃ綺麗です。この建築は作品集ですでに見ていたのですが、紙面で見るのと行って実際に体感するのとでは大違いです。私が建築を見て初めて感動した建物でした。

 そのほかにも建物をたくさん見て回りましたが、数が多いのでここでは割愛させて頂きます。

が、1つだけご紹介させてください。。

国立競技場のボツになった設計として日本でも知られることになったザハ・ハディド。デコンの女王(デコンとはでコンストラクティビズムの略で、脱構築主義と言い建築の歴史上1990年から2000年にかけて発展した形式です。)と建築界で言われている彼女の設計した美術館にも行っていました。



ローゼンタール現代美術センターです。

ザハっぽい曲線を使ったものではなく、直方体が相互に貫入したかのようなデザインです。

外観のソリッドな印象は内部にも展開し、ボリュームの隙間をエレベーターや階段が貫通し光が漏れてきます。



デコンの特徴が見て取れる、ザハらしい造形が素晴らしい建築でした。

デコン建築は色々と揶揄されることもありますが、当時の私にとっては衝撃的で今となっては私の建築人生の中では避けては通れないものとなっています。デコンで有名な建築はほかにもフランク・オー・ゲーリーが設計したビルバオ・グッゲンハイムなどがありますね。

死ぬまでに一度は行ってみたいです!


さて、話を本題に戻してスティーブンホール の公演ですが、公演の他にも汐留の建築倉庫で模型展があったのでそれにも行ってきました。







全体模型の他に





このような部分模型の展示もございます。

全体模型で建物全体の大きさや配置、デザインを検討し、部分模型で空間のイメージを確認します。設計の仕事は私も然り、このように模型を作りながら検討し進めていきます。ホールの事務所はこのようなデザイン検討の期間を少なくても半年間は設けるみたいです。

さすが世界的建築家ですね。

では、これらのアイデアは一体どこから出てくるのか。ホールの場合は毎朝決まったところでスケッチする水彩画です。



この水彩画で頭の中を整理しイメージを掻き立てます。スケッチですらこのように展示になるとはもはや芸術の域ですね。。



あー、、、持って帰って家宝にしたい、、

ちなみにこのホールの水彩画だけを収録した作品集があるのですが、高額古書化されていて中古で2万7千円。。

誰か買ってください。。

スティーブンホール の建物は決して格好良いと言えるものではないのですが(ホール好きの方すみません、、)、そのなんとも言えない造形から導き出される内部空間の広がりがホールの特徴を形作っているのではないかと言えます。それは極端な話、頭の中のモヤモヤがそのまま建築になっているからなのではないか。

 綺麗にしようとか、格好良く見せようとかそういう意図が感じられないところが魅力で、意図はあると思うのですが、そう感じさせないところがなんとも言えない空間の広がりを作り出し、ホールという建築家を形作っているのでしょう。


あー、、こんな建築家になりたい!!!!

と、思いながら今日はプランの検討に勤しみます。


「テラスで繋がる、たくさんの居場所がある家」

角地を生かした住宅のご提案です。

将来的には地域の溜まり場になってくれたら嬉しいなあ、ということを考えて今日も黙々と仕事です。。


では!

建築設計事務所ラジコン
〒165-0022 東京都中野区江古田2-9-14-204
  • Facebook
  • Instagram