邪魔なものはどかしましょう!



忙しくてなかなか更新出来ないのは良い事なのか、よくない事なのかよく分かりませんが、忙しいということは仕事があるだけ良い事なのかもしれませんね!



さて、本日のテーマは「邪魔なものはどかしましょう!」ということですが、

その意味をお分かりになりますか?

住宅や建物を建てる際には、建物のことばかりを考えていてはダメなのです!

建物は、その建てられる場所の文脈や特性を読み取り、その場所に根ざしたものとして作らないといけないのですが、どうしても自分たちの思い描く建物の計画と、その土地の文脈とズレが生じてしまうことがあります。


代表的なもので言いますと、電信柱やL型側溝の段差、消化器や道路標識が挙げられます。これらのものは、敷地の外にあるものなのでどうしようもない、と思いがちですが、

実は移設ややり変えが出来るのです!

例えば下記の敷地は建物を計画するにあたり、3箇所も検討すべき箇所がございました!


まずは電信柱。。。

これはちょうど建物のエントランスの前に来ていて、人の動線からも都合の悪い位置に建っておりました。


駅からの人の動線を遮るように電柱が立っておりましたので、図の位置に移設して頂きました。




移設によって、建物の入り口周りととてもスッキリさせることが出来、看板もつけることが出来ました!

電柱の移設の場合は、工事業者さんでは工事出来ませんので、電信柱の所有者を調べて直接依頼を掛けることになります。

(東京の場合は東京電力やケーブルテレビ会社等)

自分の敷地内に移設する場合は無料で対応して頂くこともありますが、ほとんどの場合

敷地の外での移設となりますので、費用は約30万から60万円ほど掛かってきます。


また、この計画の場合歯科医院ということもありましたので、車椅子で来院されることも想定し、敷地と道路の側溝の段差も気になりました。。


よく街中で見かけるL型の側溝です。

これは車道からの雨水やゴミが敷地内に侵入しないように道路境界線に沿って設けられている大切なものです。

このL型側溝には3種類ありまして、通常のものは段差が10cm程度あるものに対して、車乗り入れ用として5cm、車椅子対応用として2cm、といった風に3種類あります。

今回は車椅子用として2cmのものでやり変えることになりました。


これによって、車椅子の方でも楽に出入りが出来るように致しました。



街中でよく見かけるこういった側溝の段差プレートを使うこともできますが、

玄関前にこんなの、出来れば使いたくないですよね。

この側溝の切り下げは行政に頼めば対応もしていただけますが、決して安くはありません。

そのため、新築などの際は建物を工事してもらう業者さんにそのまま切り下げもお願いすれば、比較的安価で対応してくれます!

また、街中にたまに見かける消化器も、消防署に言えば移設して頂けますので、新築の際には是非ご検討くださいませ!

ちなみに消化器は建物の裏に移設致しました!こちらは約6万円位だったと思います!

建物や家を建てる際にはまず、敷地の状況をよく把握することが大切です!

無理だと思っているものも、場合によっては上記のように撤去や移設が可能ですので、

ご参考くださいませ!


建築設計事務所ラジコン
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